今アメリカで一番話題になっているのは、ジョージ・ジマーマン(George Zimmerman)の黒人少年射殺事件でしょう。自警団に所属しているジョージ・ジマーマン(George Zimmerman)は近所を歩いていた黒人少年を不審者とみなし、後をつけて、その後トラブルとなり正当防衛(self-defense、Stand Your Ground Law)?で黒人少年を射殺したいう事件。
ジョージ・ジマーマン(George Zimmerman)が主張した通り、正当防衛(self-defense、Stand Your Ground Law)が認められてあっさり無罪が決まりましたが、「無罪になったのは黒人差別!」という抗議の声があがり、各地でデモが繰り広げられています。
皆さんが気になる点は色々あるとは思いますが、まずジョージ・ジマーマン(George Zimmerman)が所属していた自警団。この自警団って何でしょうか?Wikipediaで調べると、権利の侵害が強く想定される場などにおいて、司法手続によらず自らの実力行使をもって自己および共同体の権利を維持確保するために結成される組織(私設軍隊・民兵)、およびそれを模した防犯組織(Wikipedia)と定義されています。ただ、これは昔存在していた組織で、今は「防犯ボランティア」的な意味合いが強いです。実際に昔の自警団は英語でVigilanteと言いますが、現代の自警団は「neighborhood watchman」や「neighborhood watch volunteer」「neighborhood watch group」とニュースでは言っています。
それであれば、日本の自治体の青年団や防犯ボランティアなどとほぼ同じだと思いますが、違いは「銃を持っているか持っていないか」だと思います。ですので、正当防衛(self-defense、Stand Your Ground Law)かどうか、という問題よりもまずは簡単に銃を持てる社会をどうにかして改善した方が良いのではないでしょうか?