Officeのパッチをインストールする時に、OfficeのCDを要求される場合がある。なので、その場にOfficeのCDがないと、パッチのインストールが失敗してしまう。
インストール時にCDを要求される理由は、Windows Installerの仕様で、ファイルの整合性を確認したり、依存性の確認を行う為に、CDのデータを参照するのが原因である。
会社のPCなどは、マスタイメージを作成してそれを複数のPCにイメージコピーして作成されている。この場合でも、Officeのパッチをインストールする際に、OfficeのCDを要求されてしまう。ユーザ1人1人にOfficeのCDを持たせるわけにもいかないので、対応としては、OfficeのCDを要求されないようにしなければならない。
対応方法の1つとして、OfficeのCDのデータをサーバ上に保存して、クライアントPCのWindows Installerの参照先が設定されているレジストリ値を、そのサーバに設定すれば良い。
ただし、レジストリを変更するのにはリスクが伴うので、必ずバックアップを行って、検証しよう。