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【SQL文字列関数】INSTR – 文字列を検索して文字列の位置を返す(Oracle)

投稿日:2009年9月3日 更新日:

Oracleでは、INSTR関数を使用して文字列の位置を求める事ができます。

文法:

INSTR(word, target [, N [, M] ] )

wordで指定した文字列からtargetを検索して、位置を求めます。Nを指定している場合はN番目の文字から検索を開始します。Mを指定している場合はM番目に検索されるtargetの位置を返します。N、Mを省略すると、共に1として扱われます。
targetを最後(末尾)から検索するにはNに負の数を指定します。

使用例:メールアドレスの@の位置を求める。

SELECT email, INSTR(email, ‘@’) FROM tbEmpTable;

email                 INSTR(email, ‘@’)
————————————————————
Oyamada@sql.jpn.org       8
tani@sql-master.net        5
infomation@sql-master.net    11

使用例:電話番号から?(ハイフン)が2番目に見つかった位置を求める。

SELECT tel, INSTR(tel, ‘ – ‘, 1, 2) FROM tbEmpTable;

tel          INSTR(tel, ‘ – ‘, 1, 2)
—————————————————————–
04-111b-234#    8
032-22-bb398    7
003405#1222    0

使用例:メールアドレスの@を最後(末尾)から検索して位置を求める。

SELECT email, INSTR(email, ‘@’, -1) FROM tbEmpTable;

email                 INSTR(email, ‘@’)
————————————————————
Oyamada@sql.jpn.org       12
tani@sql-master.net        15
infomation@sql-master.net    15

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