アダムスミスの国富論は現在でもなお読まれる経済学の入門書で、分業化による効率化などが紹介されています。この本は以外と長く、英語版だと約1200ページ、日本語版でも300~400ページの単行本で4巻あります。初版が1776年と大昔であるから驚きです。
日本語では国富論と呼ばれていますが、実は国富論は省略された題名のようで正式には「諸国民の富の性質と原因の研究」や「国の豊かさの本質と原因についての研究」と訳されているようです。英語でも一般的には「The Wealth of Nations」と呼ばれており、これも正式には「An inquiry into the Nature and Causes of the Wealth of Nations」だそうです。inquiry into ~ で~に対する調査・研究、という意味があります。