パスワードを決定する際にユーザが考える事は「忘れないようなパスワードを作成する」事である。しかしながら、Windowsドメインに参加しているPCへのログオンパスワードの場合は、例えば8文字以上で大文字小文字記号数字のうち3つないしは4つ利用しなければならない、などの制限をかける事ができるので、「忘れないようなフレーズかつ、複雑性」を求められる。しかしながら、悪い人たちはパスワードを予測して簡単に見破る事ができる。
例えば、よく利用されるパスワードに「password」がある。これに複雑性を持たせると、「p@ssw0rd」のようになる。aを@に置き換え、oを数字のゼロ0に置き換えているのである。また、iを数字の1に置き換えたりするのも一般的な複雑さを持たせる方法である。以下にその事例を紹介する。
password → p@ssw0rd
admin → @dm1n
administrator → @dm1n1str@t0r
staff → st@ff
oshigoto → 04510
なので、複雑さを持たせる前に、予測されないパスワードのフレーズを選ばなくてはならない。
ITmediaの記事では、123456やqwertyなどの安易なパスワードが流出されたパスワードの中でも多かったという。ちなみに、qwertyはキーボードのQから右に1つずつ見ていくと判るだろう。qwertyキーボードとも言われるし。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1012/16/news075.html>